【秋の始まり】
自民党の圧勝で幕を閉じた総選挙。前回のコラムで書いたとおりの圧勝であったがここまでとは。あまり政治には詳しくないのだが、政治よりも詳しい競馬の方が当たってほしいものだ。
みなさん個人も今回の選挙で自民圧勝を読んだ方は多いと思うが(多いから票が集まって圧勝したのだろうから)、メディアではほぼ民主党と互角の読み。これが競馬であればメディア(競馬新聞等)と有権者(勝馬投票者)の間に温度差ができて、浮遊層(ライトユーザー)の投票がバラつき、意外なオッズになることが多い。
これがオッズの魔力。皆さんも『えっ?こんなにつくの?』という当たり馬券や、『え?そんなに人気だったの?』という当たり馬券の経験は良くあることだろう。
オッズの動きで馬券を当てる。というような馬券術があるがあながち的外れではない。ただし、『術』ということでパターンが多すぎて思ったほど実用的ではないのが痛いところ。とはいっても、マークシートを塗る前にオッズを確認することはお勧めしておく。冷静になる一呼吸はタバコではなくオッズである。まぁその逆になることも神嶋は多いのですが・・・。
さて。今週からトライアルが始まる。残暑が厳しいとついこないだまで感じていたが、日が落ちるのが早くなり、夕方には長袖を着てみようかと思えるほどの気候。年は取りたくないものだと思いつつも時間は待たずに次の季節がやってくる。
馬とて、もっと時間があればディープインパクトに近づける、ラインクラフトに近づけると思っているかどうかは定かではないが、与えられた夏の時間にどれだけ成長できたか。それを確認するためにトライアルに出走してくる上位馬と、その先の舞台に立つために権利を取りにくるアガリ馬。春に比べて馬の成長度合いは秋のほうが比較的読みやすいので、馬券の中心は実績馬から。陣営のコメントも秋のトライアルでは結果相応になりやすい。
セントライト記念はアドマイヤフジから。レコルトを絡めるならその一点で。レコルト切るならトップガンと中距離中心に使われてきたフサイチ、コンラッドのアガリ2頭。
ローズSはラインクラフトとエアメサイアで逆らえない。シーザリオとディアデラノビアが故障した今は前記2頭にデアリングハートを足した三つ巴。今回の走り次第でジョウノ、エイシン、エリモまでか。
神嶋
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