【スタート】


「1年の計は金杯のあり」、「今年最後のドリームレース有馬記念」。
この2つを聞くと金杯から始まり有馬で終わるのが1年と察するのが普通だが、しかしこれはファンからの目線である。
もともと1年というのは元旦から始まり、大晦日で終わるわけだから何も間違ってはいない。
だが、前にも触れた通り競馬に携わる人全員の目標はダービーである。ダービーを取れるような馬を生産する。ダービーを取れるよに育成する。ダービーを取るために騎乗する。
ダービーというのは関係者にとって特別以上に格別なのだ。もしかしたら言葉にできないほどのそれ以上かもしれない。
競馬会の1年は新馬に始まりダービーで終わる。武豊も「ダービーが終わると、あぁ1年が過ぎたなぁとしみじみ感じます」と言っていた。
そのダービーも終わり今週より新馬戦が始まる。来年のダービーまでの1年のスタートである。
有力馬の早期引退に寂しさを感じながらも、種牡馬として再び新聞を賑わせてくれる。
今年の新種牡馬はアグネスタキオン、クロフネ、ステイゴールド、テイエムオペラオー、メイショウドトウや、外国馬ではファンタスティックライト、ガリレオなどなど記憶に新しい多彩な名馬の顔ぶれが並ぶ。
好きだった馬の子供が走る、ライバルの子供同士が走る、父の無念を子が晴らす。血統にはそういった楽しみ方があって、その思いを馳せながらマークシートを塗ったりすることも多々・・・。
馬券としてもどこの開催がレベルが高かったのか、どの馬がモノサシになるのか等、この時期からをよく見ておけば2歳に限り馬券の成績は間違いなく上がる。
金杯から先週までマイナスだった人は「あっ!今週からスタートだった!」と新たな気持ちで馬券に望みましょう。

神嶋


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